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カップ・オブ・エクセレンスは、1998年より開始されたコーヒーの審査大会である。
ITC(国連)の基金とICO(国際コーヒー機構)の協力のもと世界のコーヒー生産国政府が、味と香りと後口の甘さのある高品質なコーヒーを生産するため、1997年からその土地に合った在来種(主にティピカ・ブルボン系統種)を栽培し、生産方法を開発し、発展途上生産国の経済的自立を促進するために進められた特別な国際プロジェクトがその始まりとなる。
カップ・オブ・エクセレンスの審査では、出品された豆はブラインド・テストによって審査が行われ、上位に入賞したコーヒーはネット・オークションにより落札が行われ、消費者に届けられる。
世界中で最も品質レベルが高いプログラムとして、高い評価を受けているが、その理由は非常に厳格な「モニターリング・システム」が構築されている事と、国際審査員の厳しい能力審査と、審査員認証プログラム、及び、生産国のカッパーに対する「トレーニング・システム」によって支えられているからであると理解されている。