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ICOは、 International Coffee Organization(国際コーヒー機構)の略称。1962年に制定された、国際コーヒー協定の運営のための組織である。本部はロンドンにある。
その目指すところは、世界のコーヒーの需給バランス、価格の安定、コーヒー消費の健全な振興である。1962年、国連で制定された「国際コーヒー協定」に則って運営を行うために、1963年にICOが設立された。
19世紀より、コーヒーは国際貿易の重要な商品のひとつとして扱われてきたが、生産過剰、供給不足により価格が安定せず、生産者の生活を圧迫してきた。
1950年代より、この状況を改善しようとする動きが生産国政府を中心として起こり、1962年の協定を設定するに至った。
ICOは最高意思決定機関の「国際コーヒー理事会」、「執行委員会」、「財務委員会」、「事務局」などがある。生産国・消費国を代表する執行委員会が審議の場となる。
加盟国は生産国が40カ国以上、消費国は30カ国以上を超える。