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ブルーマウンテンコーヒーとは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈で生産されるコーヒーを指す。芳醇な香り、まろやかな味が特徴的である。
ブルーマウンテンが栽培される農園は、山岳地帯の急斜面にある。ここでは、「ブルーマウンテンミスト」という、短時間のうちに発生・消失を繰り返す霧、昼と夜で15℃以上の差を生じる厳しい温度差によって、香り、味、こくのバランスが育まれるといわれる。
農園は急斜面にあり、機械での作業は困難になるため、手摘みで完熟したチェリーだけを選んで収穫する。比重選別、人の目による欠点豆の選別などを行い、スクリーン検査、カップテストを経て出荷される。ちなみに、ブルーマウンテンは樽に詰められて出荷されるが、世界中で樽詰めされるコーヒーはブルーマウンテンのみである。
見た目の特長は、青みがかかり、大粒であることが挙げられる。中煎りにし、ストレートで味わうのが適している。