大阪スペシャルティコーヒー倶楽部 > 社長とゆかいな社員たち > ニカラグア産地レポート
[2010/02/09]
今回で3回目のニカラグア訪問です。目的はスペシャルティコーヒーの契約です。
スペシャルティコーヒーは世界中から買い付けが殺到し、良いものを手に入れることが
年々難しくなっています。
さて何がスペシャルティコーヒーなのでしょうか。それはまさしくカッピングで決定するわけ
であります。産地に行けば必ずカッピングが用意されています。スペシャルティコーヒーを生産
しているところはそのカッピングの技術を備えています。買い付ける側がカッピングを出来るか
どうかが非常に重要となるのです。出来ない業者と見られると質の悪いものを買わされること
になります。産地では生産者とのカッピング結果の裏づけを確認します。
今回ニカラグア訪問は特にスペイン政府の援助事業の中で行われました。この事業の
目的は零細生産者と外国コーヒー輸入者を直接結びつけることが目的です。品質の高いコー
ヒーを生産してもコヨーテと呼ばれる仲買人に安く買い叩かれ、生活が一向に向上しないこと
が大きな問題となっています。近年コーヒーの国際相場は高止まりし、供給不足が続いてい
るにもかかわらず向上できていません。
生産者とは日本でいう農家ですが、実際にはコーヒーを収穫し、農園を整備したりするのは
農園内で生活をする労働者です。政府は40%の最低賃金を引き上げてその対策に苦慮し
ていますが、戸籍や生活実態が不明確な国ではなかなか法律そのものが浸透しないのが
実情です。そこで小さなコーヒー品評会を開催して点数をつけて私たちが評価します。そし
て生産者を呼んで取引価格をオープンにして契約します。いわゆるフェアトレードコーヒー
です。認証は無いのですが、これこそがフェアトレードコーヒーということが出来ます。
ニカラグアも三回目になり、ヌエバセコビア、ヒノテガ、マダガルパなどニカラグア国内の
生産地にもかなり精通してきました。近年のカップ・オブ・エクセレンスの入賞農園については
ヌエバセコビア地域が多く注目されていますが、ヒノテガ地域のコーヒーも柔らかい風味特性
を持ち負けていません。
日本人にはあまりなじみのないニカラグアの人口は550万人ぐらいの小国ですが、この
国のコーヒーを広めていきたいと思います。入荷は5月~6月頃になりますが楽しみにしていて
ください。
田代珈琲株式会社 代表取締役 田代和弘